2011年7月21日木曜日

2011.713~14 柳小屋 真の沢 荒川源流 甲武信小屋 木賊山(2)

 昨日15時ごろ結構な雨が降ったが、沢は大して増水はしなかった。夕方は少し明るくなったけど、イマイチな天気。でも、今朝は朝日がピカーって森にきてすばらしい一日の始まりを予感させてくれた。
 朝4時半におきて6時前に出発、餅入りマルタイラーメン食って、さて、行きますか!
森が輝いている




15分ほどで千丈の滝、やっぱりこれは明るいときに見なきゃ




滝の直下でもこんな風に苔むした倒木とはぐくまれる命




5分ほど戻ると、誰がつけたか巻き道の看板。昨日もここまで来たのだけれど、引き返した




相変わらず美しい園といった感じの滝上、今日は沢靴なのでためらうことも無くジャブジャブと渡渉




暫くは穏やかで、平坦な森が続きます、テン場としては最高




最初の通らず。左岸から巻いて滝を越え、最後の滝は右岸から巻きます




これは右岸から、滝を越えたところに本谷沢の出会いがあります。




美しい原初のままの森とほとばしる清冽な沢の水。倒木は多いが沢は苔むしていて、いかに流れが安定しているかがわかる




何気なく見上げると並んだ3本の木が美しい、何故か日本庭園のような間が保たれていて、見ほれてしまいます




 不動の滝、右岸から巻けると思う。私は不動の滝だと気づかないで左の水際を直登してしまった。確保もしないで安易に登り始めてしまい何とか登りきれたから良かったが、あまり誉められたものでは無い。最後はドキドキものでした。良い子の皆さんは真似しませんように




 三宝沢の出会い、駒鳥の滝。滝の右奥に滝で沢が入ってきてます。滝自体は左岸から簡単に登れます。登りきって滝上を右岸に渡渉します。
 滝の手前は、おびただしい流木で埋め尽くされてます。近寄るほうが大変です


三宝沢出会いから上は、倒木の嵐。でも美しい




てんこ盛りの鉢植


コケというか水草


左岸から沢が入ってきます、結構大きいですが名前はありません。現地にいるときはこれが三宝沢だと思っていました



暫く行くと滝があります。2つ続いていて、一つ目は右岸滝のスグ横を登って滝口を越えます。雨が降ってたら危ないので2つまとめて巻いたほうが良いかもしれません


2つ目の滝、直登は出来ないので、右岸から巻きます。左岸からでも行けそうですが、チョット高くなりそうなので、左からにしました


オサバグサ


かなり細くなってきました。倒木をよけて、岸に上がったり越えたり、大体おなじような事をみんな考えるみたいで、ふみ後が自分の行くところにあるのに気づいて、微笑んでしまいます


奥二股にやっと到着。こちらが甲武信側の沢、こちら側に、小屋への道があります


荒川源流の碑 少し広くなっているので、ペンネを作って食べることにしました。ここから先はあまり水が無さそうですから


木賊沢側の沢、踏跡が右岸に続いているが、何処に出るのかは、分からない


小屋へ上がる道すがらのリトル・ガーデン


 今日も変わらぬ甲武信小屋、トイレを借りて一休み。今日は北爪君はお休みで徳さんがいました。私は初めてなので、少し話をして山を降りることにしました。今はハクサンシャクナゲの季節だそうで、団体さんが上がって来るみたいでした。小屋の前に芽が出きった玉葱が一箱。植えてネギでも頂くかなって。ナイスです!




鶏冠尾根、国師、朝日、金峰山


甲武信ヶ岳、右奥に三宝山
随分と崩壊が進んでます。


木賊山の三角点、変わってますね


ハクサンシャクナゲ


アズマシャクナゲよりも小粒で、いろんな虫が寄ってきてました


ハクサンシャクナゲ、アズマシャクナゲの群生地と同じところに一割程度の規模で咲いていました。どちらかというと可憐な花です


何故かまたマスタケ。ほんとに食えるのかな?


 下界(甲府盆地)の暑さは尋常ではありませんでした。あまり湿気が無かったから助かったけど。あまりの温度差に倒れそうでした。
 今回は、あまり時間に余裕が無かったので、ゆっくりと沢を楽しめませんでしたが、今度は秋にのんびりと遡行したいと、思います。森と沢の美しさは、これぞ奥秩父の原初の森という感じで、他では味わえない、楽しさと美しさがあります。遺伝子保存の森ということもあって、この美しい手付かずの森が存在するのでしょうが、いつまでもこのままであってほしいと願わずにはいられません。


 すばらしい森と沢に感謝です

岩屋のテンバ(5:55)-千丈の滝(6:10)-滝上(6:40)-F1(7:45)-不動の滝(8:35)-三宝沢出会い(9:15)-奥二股(10:45)-甲武信小屋(12:05)-木賊山(12:50)-登山口(15:55)


2011年7月19日火曜日

2011.7.13~14 柳小屋、真の沢、荒川源流、甲武信小屋、木賊山(1)

 前回の山行きで、少し疲労を感じたので、暫く山には行かない予定でしたがさすがに、一月空くと山が恋しくて、急な休みだったけど、真の沢林道から見た源流に行くことにしました。2日の休みではちときついのですが、何とかなるだろうと出かけることにしてしまいました。
 とりあえず、初日は滝上まで林道を行ってそれから遡行するつもりでしたが、北爪君に、真の沢出会いから千丈の滝までが核心部と言われて、出会いから遡行することにしました。
 夕方までに千丈の滝あたりまでいければ上出来です。
ダリア?林道脇には今日も花がいっぱい

この前見た猫。今日は写真撮れました。

フタリシズカ実がなってる

赤沢出会いを過ぎ、急な坂を登っていると、キノコ

ニカワ

№7

尺取虫みたいだ

ヒキガエル、婚姻色なのか赤い。他にもいて、そっちは黄色だった。

マスダケだと思うけど、まあキノコ キノコ


いいね

馬酔木の実

アカショウマ

なんかいいんだよね、ごつごつとして苔むしてて

キノコのドレス 、前よりも増えてるような気がする

チゴユリ では無くてヤマホトトギス

倒木 の具合がなんともいえない。この辺は道も狭くてザレ気味だ

ふと、見るとキノコ

キノコ

木の皮の具合が良い

柳小屋 、今日は先客が2人いた、昼飯を食って、靴を変えて、いよいよ沢へ

ミヤマカラマツ

下流部 も倒木が多い

最初の通らず、左岸から巻く

巻き終わって、ふと見るとキノコ

滝は結構ある

武信白岩沢 出会い

秩父岩魚、朱点が鮮やか

二つ目の通らず、右岸から滝の脇のルンゼを上がり巻く、2段になっていているのであまり高巻きしないほうが良い

高巻きの途中で見えた、天然の橋。でも渡りたくない

岩屋の目印。ピラミッドか

焚き火と、パンと、チーズとワイン

岩魚とエリンギ

あめ色に焼きあがった岩魚とお湯割

 本日の、寝床。夜露は大丈夫だったけど、岩から少し水が垂れていてシートに溜まっていた。一番薄いシェラフだったけど大丈夫だった。
 沢に小屋にいた釣り人が、入っていたので釣りはほとんどせず、1尾連れたので納竿、丁寧に塩焼きにして頂きました。骨ごとバリバリと食べて美味しゅうございました。岩屋が2つ並んでいたので片方は居間として焚き火と食事。もう片方は寝室としました。夜露は岩屋が吸収してくれるみたいで、快適でした。

 林道からではなく遡行してきて正解でしたが、二つ目の通らずのルートが分かりにくくて苦労しました。

滝下の巻き道までは行ったんだけど、暗くなってきたので、少し戻って岩屋に泊まることにしました。

 明日はいよいよ源流部お昼には小屋に着きたいのでがんばらねば!


林道入り口(9:00)-林道分岐(9:40)-赤沢出会い(10:30)-柳小屋(12:55)-真の沢出会い(14:25)-岩屋(16:40)