2010年10月24日日曜日

2010.10.9~10 大血川から酉谷山、長沢背稜、雲取山

 まだ雨は降っていないが、今にも降り出しそうな、天気。降水確率午後から100%。上りは雨の中が予想されます。あまり連休中とかに山にはこれないのだが、今回は珍しく3連休。11日には地元でマラソンがあるので、10日には下山しなくてならないけど、酉谷山から雲取山までの長沢背稜のまだ歩いていない部分が気になっていたので、つなぎに行くことにする。ついでに、大好きな酉谷小屋に寛ぎに行こうかなと思うわけで、いざ出発。



 8時36分のバスは、太陽寺で止まらないというので、次のバスにしよかなと思ったけど、1時間後チョット遅くなりすぎるし、林道歩きが長いので、簡単に初志撤回タクシーに値段聞くと、登山口までで¥2700だと言う。チョットだけ悩んだけど直に決断。乗せていただくことにする。
  登山口に行く林道に架かる橋、実は間違えてタクシーを降りてから舗装した林道をまっすぐに行ってしまい、太陽寺まで歩いてしまった。1時間半のロス、これではタクシーに乗った意味が無い。まあ、たまには間違えるさ!とかウォーミングアップさ!とぶつぶついいながらここまで引き返して橋を渡り、ゲートを潜って東谷林道を進む。ここは東大の演習林になっているらしく、施設が点在しており。とても綺麗でゴミ一つ無い。
 ランチをとった、釜の小屋掛けから林道を見る。大分細くなってきていて、終わりも近そうだ。実際ここから5分くらいで、取り付きに着いた。看板も無いしテープだけなので、半信半疑で登ることになる。持って行った地図が丁度抜けており、イマイチ確信がもてぬまま、踏み跡をたどった。
釜の小屋掛けは、あり地獄だらけ、私も地獄に落ちてしまいそうだ。

 2日目の朝。 ゆっくりしてたら出発は7時になってしまった。最初だけ雨だったが直に上がった。酉谷山には行かないで、そのまま巻き道を行く。
 長沢背稜は雨に濡れて素敵に、しっとりとしていた。
紅葉にはマダ少し早いが、ところどころに色ずく紅葉とかあったりして秋の気配が感じられる。
にしても、きのこが多い。今年は当たり年なのかな 。
 ブナハリの、幼菌てか子供。ピンボケですいません
ミヤマアキノキリンソウの白?うーん白あるのか?たぶんシロヨメナ
枯れ木には必ずきのこ がいっぱい
きのこ (フスベ?)
タマーに雲の切れ間から対岸の山が顔を出す
鷹巣山
落ち葉のエチュード
シロヨメナ
きのこのドレス
 天祖山との分岐。途中道から外れてしまい、どこかの尾根に入り込んでしまって、ご丁寧にもテープが付いていたりして、暫くロスする。カメラの蓋落としてしまいまたロス。ここまで2時間半位掛ってしまう。
長沢背稜は結構急角度に曲がっているところが多くて迷いやすい。
こんな感じのトレイルが続く。
ヤマブシタケ、かなり大きい
まだ少し花が残っていた。


長沢山あたり、盆栽みたいな枯れ木、コケが色付いてとても良い
 長沢山山頂、ただのピークで何も無し。もう5日目というツワモノニあったが、昨日の雨はキツカッタみたいだ。
 小さなピークが続く
奥多摩というか、奥秩父 っぽくて良い
ここも小ピーク
  芋木ドッケ手前の斜面、何故か荒れていて誰も手入れしていない感じ。それはそれで良いんだけど、立ち枯れが物悲しい
芋木ドッケ手前の斜面、標高が上がって白樺とかが多くなってきた
芋木ドッケ山頂付近、何処が山頂かわからないんだけど、この辺り。標識もはっきりしない。

 三峰口との分岐。ここも山頂ではないらしい、いい加減疲れたので降りよかなとか思ってしまう。どっちが早いのかは良くわかってないんだけれども
分岐から山頂方面を見てみる、荒れてていい感じ
これから下るってとこら辺りまだまだ、いい感じが続いている
ここも分岐のところ、三峰の方に行く道かな
 少し下ったところに在る巻き道の分岐。芋木ドッケと書いてあるがかなり下っていて、山頂ではない。
ここから先も少し分かり難い、下りは迷いやすいので要注意。左のほうに進路を取ってみたがしっくりこないので、また元に戻って悩んでいると、たまたま下から上がってきた人がいて何とか間違わないですんだ。
かなりキツイ下りが続く、間違えると結構大変だ。
降りきると、チョット広い所に出る。ここから大ダワまではほぼフラット
看板
結構でかい岩がある 、なにやらイワレがありそうだが説明も名前も無かった。
マスタケの幼菌だと思う
ここはこうゆう感じの木のこぶやら枯れ木とかが多い
大ダワ。何故かホッとする。
 当初はここから日原林道に下りようかなと思っていたけど、登山道崩壊で通行止め、やけくそで先に進む、時間的にはかなり無理がある。トレランしなきゃいけないくらいの時間になってる。でも、荷物が重いので走りはしない。
レリーフ、今日は秋色。
  雲取山荘。至れり尽くせりだけど、評判は良くないみたいだ。泊まった事が無いので、なんとも言え無いけど。
雲取山の山頂には行かないで巻き道を行く。初めてだったけど結構良かった。
これも巻き道のトレール。ツゲやらシラビソの森で感じが良い。
標高が上がったのか、紅葉が進んできたのが分かる

丁度陽が差し込んで輝いていた。チョット見とれてしまう。
秋だね~
笹がたっぷりで良いね、このトレール
好きだねー逆光
同じ所、逆光で無いけど
巻き道の途中に、水場がありました
巻き道のトレール、もう直合流
合流した辺りで飛竜の方を見てみるけど、何も見えない
小雲取山
七つ石山の七つ石?かな
マムシグサの実がポツンと
七つ石山山頂。傾いてます。奥にが見えている。
峯谷への分岐
トレール、ずっと巻き道で鷹巣山に続いている
 巻き道に飽きてしまい、日陰名栗山に登ってしまう、楽そうに見えたので入ってしまったが、それはそれで高低差があります。まあ、天気が良くて開放感たっぷりなので、良かったんですけど
日陰名栗山の頂上も秋の気配
ラピュタみたいに一瞬鷹巣山が浮かび上がるが、直に消えてしまう
鷹巣避難小屋。噂にたがわず綺麗な小屋でした。人が居ない時に来て見ようかな
鷹巣山の分岐正面行くと稲取岩の下山路
日陰名栗山の方、一瞬見えてたのだけれど直に消えてしまった
鷹巣山山頂、だだっ広い
ヒルメシクイノダワ
下山路、稲取岩の辺り結構急だと思ってたら岩の下はもっと急であった。すべれば滑落間違いなし
 下山路でタマにしかない平坦なところ。ほとんどずっと急登である。
 真っ暗になってからの下山になってしまい、日原川を越えるまではひやひやだった。
 東日原のバス亭に着いたときには17時半を回ってしまい、バスに間に合わず、最終便になってしまった。最後の残光に輝く山の頂と雲、その背後に輝き始めた星を見ながら一人ビールで乾杯した。バスは暫く来ないので焼酎のお湯割りに切り替えて星に見入っていた。