2014年6月18日水曜日

2014.6.14~15 一杯水、ミツドッケ、棒ノ嶺 行動時間10時間でバテバテ

 先月、白泰山に行った帰り、直前リタイアのKさんの息子さんのS君が、泊まりで宴会旅行に行くというので、じゃあ酉谷避難小屋に行きましょうってことになってから早ひと月以上、結局S君は仕事が入ってしまいいけなくなり、代わりにSさんが参加で4人での宴会登山、久しぶりの酉谷避難小屋なので、ウキウキです。心配した雨も前日から晴れで、問題なし。当日立川で集合してみると暑さのほうが心配なくらいのいい天気。やはり日頃の行いがいい証拠ですか?でも、電車もそれに比例して、GWのような混み具合です。ほぼ満員電車で朝の奥多摩に出勤ってところでしょうか。臨時のバスも3台出て、GWよりも混雑してるかもしれません。天気が良い分人も多くて、皆さんこの晴れの日を待ちに待ってたのでしょう。気持ちは良くわかります。
 バスを東日原で降りてみるとバス停がごった返してます。みんながヨコスズ尾根に行くわけでは、無いのでしょうが、酉谷避難小屋はあまりに狭いので少し集中しただけで泊まることができません。今回は私とYちゃんがツュエルト持ってきているので、夜露を凌ぐのは可能ですがのんびりと宴会というわけには行きません。勿論、避難小屋なので宴会目的の山行きに使うのは褒められた行為では無いのですが、出来ればのんびりと食事して酒を飲みたいですからね~
 Sさんが自分の酒を置いてきてしまったのでバス停の先の酒屋さんに買出しに行ってみると、なんと閉まっているではありませんか。お休み?すると向かいの家のおじさんが「もう店閉めたぞ~」とショッキングなお言葉。3月いっぱいでたたんだという事で、いやはや寂しいいことです。下山しても、酒が買えないということで、ウーん!1つ楽しみが減った感じです。
 身支度して思いザックを背中に縛り付け登山口まで行ってみるといつもいるガードマンさん曰く6人上がったかな、とのこと。一応希望が持てます。ともあれ、天気はいいのだし、荷物は重いけど取りあえず最初の一杯水目指して、フーフー喘いで参りましょう
 お出迎えはセリバヒエンソウ
ミツバとサンショの若芽を頂きながらヨックりと上がります
ひと月以上空いているので堪えます
 途中のアンテナのところで小休止して、少し足場の悪いトラバースすると、ヨコスズ尾根に入ります
 賢者は今日もいらっしゃいました
見える人もいれば、そうでない人も
 ヨコスズ尾根を行きます
 ゴヨウツツジ、縁が赤いのでシロヤシオかな
おチビちゃんがイッパイ
 一杯水避難小屋に到着です
皆さん既にバテバテ、取りあえず昼飯を食わねば
  途中から、弱音を吐いていたので、怪しいなとは思っていたけど、案の定、今日はここまでにしませんかの声。今回のツアーは酉谷避難小屋に行くのが目的のはずだったのですが、いつの間にか、一杯水避難小屋もイイネの声。酉谷避難小屋は途中の情報とかで推測するに4人以上は泊まっていそうです。にひきかえこちらの一杯水は貸切状態。水場を見てくるとよく出ているし、問題ありません。取りあえず食事してとか言ってるうちに、あれやこれやとツマミやら食べ物が出てきて、ついには良く冷えたアレをプシュ!美味すぎます。
今日はこのくらいにしときますかってことで、一杯水避難小屋にご宿泊決定
いやはや、恐れていた通りになってしまいました。でも全然悔しくありません。だって、ここも大好きなんですもん!夕方降りてきた人に聞いた情報によるとやはりあちらは行けば8人オーバー。ここに留まって正解でしょうか(笑)
 写真はハバネロさんまのトースト添え。他にもYちゃんのサンショウの佃煮、ウドのきんぴら。Sさの卵焼きやフキの煮物、乾き物やらチーズ、私の自家製キムチ。イッパイ有りすぎて食べきれません。ビールの後はKさんのウイスキーを飲み干して小屋に入っても宴会は続きます。
小屋に入ってからは、本日のメインの餃子鍋。Kさんに餃子持ってきていただきました。もやし、青梗菜、ニラ、きのこ、豆腐を入れてポン酢とラー油で頂きます。もちろんポン酢は753。シメにサリ麺を入れて頂きます。ウーん、やっぱり餃子、山に合います。今回は焼かないで鍋にしましたが、おいすいー、ボーノボーノ(*^_^*)
 さすがに昼から飲んでいたので、夕方には皆さん撃沈。一度目が覚めたけど、飲み直すことなく朝まで爆睡。よく寝れました
つぎの日は4時半起きで裏山のミツドっけに登ります
ギンリョウソウ、丁度シーズンなので、イッパイ出てました
 一杯水の裏を上がると良い感じの樹があって癒されます

思わずパチリ
 ミツドッケの登りにはまだヤマツツジが咲いていました
 ミツドッケの山頂はまだまだツツジが残っていて青空に映えます

山頂にて記念撮影
 久しぶりの富士山月をお供に青空に冴えていますね
 やたらと多いネー
 小一時間で天目山を回ってくると、小屋の前には黄色い花がイッパイ
 見上げると小屋の屋根の上に青空とミドリ、ああ晴れて良かった
この後、昨日の鍋にSさんのご飯でおじや。ラーメンや、豆富が残ってておいすい~
ゆっくり食事して、いつもの様に掃除して、今日も有難うございました。
皆さん、この小屋に大満足です。
酉谷小屋には行けなかったけど、ここはここで魅力がイッパイ
楽しゅうございました。
 そして、ここ一杯水避難小屋に途中下車してしまったので、ルート変更
蕎麦粒から日向沢峰から棒ノ嶺、さわらびの湯を目指すことにします。
さてさて、どうなりますやら、私は3度目ですが、3人には初めてのコースです
 さすがに、梅雨なので水道の様に水
出てて良かったです。感謝感謝。
 カタバミ
 クワガタソウ
オオキイ~
仙元峠の登り
コノハナノサクヤヒメの横にコシアブラの子供
コノハナノサクヤヒメの祠
沢山酒が飲めるように、お願いします

蕎麦粒山に着きました

棒ノ嶺への分岐のところにある巨木
枯れているのだとばかり想っていたら芽吹いていました
分岐
のっけから凄い下り落っこちそうです
サッカーの中継を聞きながらの縦走
後半に入ったので、ランチにします
Yちゃんの豪勢なサンドイッチ、豪快です
しかし、応援虚しくザックジャパン初戦敗退悔しー
悔しいのでビールもプシュ
サッカーは負けてしまったけど腹は減りました
Sさん豪快にナイフでパンを切り分けます
へっぴり腰で抑えるYちゃん、ナイフが怖いと叫んでいます
何ども上り下りを繰り返すルートの脇に丁度盛のコアジサイ
淡い紫が辛い縦走を癒してくれます
途中に一箇所だけあるきつい登り
ロープありの直登です
今年は本当にどんぐりが多かった
そこら中に赤ちゃん
右は檜で左は広葉樹
ずっとこんなトレールを上り下りします

棒ノ嶺にやっと着きました。7時半に小屋をでて着いたのは16時人もまばらです
小休止して、少し焼酎を飲み勢いをつけて、白沢渓谷を下ることにします
お風呂間に合うかな~
白沢渓谷は梅雨の影響でかなり増水
何ども塗渉があるので微妙に水をかぶってしまいルートも分かりにくくて、ペースが上がりません
登山口まで2時間近くかかってしまいました
登山口の近くに立派な杉
惚れ惚れします
何とか下山口に着きましたが、皆さんヘロヘロです
スローなペーストいえども10時間も行動すればそりゃ疲れますって(ToT)
お疲れ様でした。しかも、バスが思ったよりも早くて17:57
余裕のつもりが最後は小走り、お風呂も入れず、チョット残念でした
帰りのバスの中はいつの間にか落ちていて気付けば飯能駅
最初は飯能で打ち上げのつもりだったんですが、Sさんはあまり飲まないし早く帰りたいとの事で、取りあえず、車中ビールを少し買って秋津に向かうことにしました。
秋津で最近はいつも振られている「大漁船」に顔だしてみると運良くカウンターが空いていて久しぶりに、大漁船での打ち上げです。カレイの唐揚げや、イワシの刺身に舌づつみ、お酒が進みます
 いやー、今回は急なコース変更で思ったより随分と苦労しましたが、その分達成感もヒトシオでしょうか。ホントお疲れ様でした
 次の宴会登山は秋になりそうですね、酉谷避難小屋は次の春までお預けになりそうです。山菜が楽しめそうなGW明けにしましょうって事で決まりです。秋は白泰山にスケッチ登山か鷹巣避難小屋か?ってところでしょうか
さてと、今度は何作ろうかな(*^_^*)