2013年5月10日金曜日

2013.5.1~2 残雪期の甲斐駒ケ岳 日帰りしようとしたけど時間切れ 

 4月の30日に1日だけ仕事したらそれっきりで、連休の中日の1.2日も何故か休み。こんな暇で大丈夫かなって思うくらい暇です。そうですか!じゃあ、山に行くしかないですね~。という訳で選んだのは、正月に行けなかった、甲斐駒ケ岳。もう、残雪期になってしまいましたが、かえっていいかもしれません。厳冬期であれば、初日は5合目か7丈小屋でテンパクして次の日、山頂を目指すって予定だったのですが、もう5月途中までは雪ないだろうから、前日は登山口でキャンプして朝イチからから荷でピストンするって、スタイルに変更。なにせこの時期電車バスでのアクセスが良くないので朝早くに登山口に着くのは至難の技。トレランてワケでは無いのですが、ササって行ってくれば帰って来れるかなって事で、前日は一人宴会です。
 朝ゆっくり家を出て駅へ、忘れ物があったりして取りに戻ったりしてマスマス遅くなってしまいましたが、無事に出発。途中でスーパーに寄って今晩の酒を補充しながらやっと出発です。
 今日は登山口まで行くだけなので、悪魔の囁きが…。気が付くKIOSUKUでビール購入。高尾から先は人も少ないので、ちょこっと控えめにプシュ(笑)小淵沢に着くまでには、前回の残りの焼酎とかも飲んでしまい、良い機嫌です。
 小淵沢に着くと暑いくらいのいい天気w
 昨晩までの予定では小淵沢から登山口まで歩いて行く予定だったのですが、当然予想はつくのですが、なんだかんだと理由を付けて、まるで歩き出す気がありません。そばを食ったり、駅にあるサントリーのショップであれこれ物色したりで、小一時間もグダグダした挙句タクシーに値段を確認(笑)
 そうです。根性無しの私はタクシーを選択。ああー、なんて贅沢なんでしょう(オオゲサデス)
 どう、考えても、歩いて行くなんて無理。バスも無いので、小淵沢タクシーさんに「お願いします、登山口まで!」
う~ん、先が思いやられるが、こんなのもありでしょう(笑)という訳で今回は甲斐駒ケ岳。のっけから、フラフラですが、参りましょう。
 
尾白川キャンプ嬢は焚火OKみたい(確認はしてないんですがあちこちに焚き火の跡有り)
3時位に登山口に到着。「尾白」でキャンプの受付をする¥800なり
 まだまだ時間はあるので、お店のお母さんと、おしゃべり。ここでもビールをプシュ¥350なり
食べきれないほどのおつまみが出てきて、凄いです。ビール飲み干してしまったので、自分の焼酎まで持ち込んでのおしゃべりが続きます。娘さんが来ていて、お店に泊まってるそうで、旦那さんは釣りが、好きな方で話している間に仕度(フライフィッシャー)して行きました。私も竿持ってくれば良かった。
 地元のおまわりさんも見回りに立ち寄り。釣りの話で盛り上がります
5時過ぎにお母さんが帰るって言うので、お開き。さてとテント張りますか~
豆とエリンギのトマト煮の下ごしらえ。にんにくスライスをオリーブオイルで炒め香りが出たらベーコン、エリンギを炒めます。
ミックスの豆とトマト缶投入。二人前はありますが、一人で頂きます。フランスパンと一緒に食べて勿論ボーノボーノo(^▽^)o
ワインが進みます
ワインが無くなったので、お湯割りにチェンジ。ベーコンとネギの炒め物。焼酎が、進みます。このあとは、アジのいりこで、焚き火を眺めながら夜が更けていきます。しみじみお酒が美味しい。
次の日の朝飯は、うどんです。
出汁は、ポットで作り、二番出しはお茶代わりにポットに詰めて持っていきます。
予定より遅くて5時半に出発
月に萌える山
巨人
雪山が見えてきた。
しかし、残念ながら二つ目の分岐で痛恨のミス、コースを間違えてしまいタイムロス
笹原の急登を上がると
八丁登りの終わり辺りから針葉樹林帯に変わっていきます
刃渡り
鳳凰三山かな、まだまだ雪一杯
八ヶ岳大分雪が少なくなってます
刃渡りを振り返る
富士山がチラリ
刀利天狗の手前、登山路に残る雪が凍っていて、少しいやらしい
刀利天狗の直ぐ下、ここもいやらしい
刀利天狗、まだ雪は少ない
5合目の小屋跡から甲斐駒ケ岳、刀利天狗から北面なので雪が結構残っているが、アイゼンは要らない
5合目の先の祠ここからはアイゼン必要でした
5合目から先は雪が増えてきて、しかもツルツルこの先で諦めてあいぜん付ける
真っ白だよー
相変わらずの石碑の多さ
7丈小屋の手前
7丈小屋、ここは日当たりが良いので雪が無い
小屋から甲斐駒ケ岳
気温は0°
小屋を過ぎると一面雪
まだまだ1mくらいはありそうです
この辺かなりの急登、休み休み行きます
風が出てきました。雪もしまってます。甲斐駒ケ岳が大きくなってきました
急登を登りきって振り返ると、下界はまるで春です
8合目到着。もう11時25分
チョット、届きませんね~
決断。下山です。
チョット、悔しいけど、自分のミス。仕方ないです。
という訳で、流石に飯はつくりませんが暫らく景色を楽しみます
北岳ですかね
鳳凰三山、かなり冷えて来ました。
さらば、甲斐駒ケ岳。また来るよ。
7丈小屋のすぐ上
小屋でランチ。いつもの様に干しキノコ、切干、ゴボウ入の「羅王」
コーヒーも入れて、ほっと一休み
さてさて、ザクザクと下山ですよ~
ここ一番イヤラシイ、アイゼン、ピッケル必須
ああここもイヤラシイ
5合目の小屋跡。そうそう去年はここに泊まりました。
ブヨ多し。露出禁止。
刀利天狗のした、ツルツル
刃渡、下界は明るいな~

サクラ、残ってました
下りは、分岐から下は短調であきます。バスの時間があるので、頑張って降りなくては
ひ~、キツイ

 残雪期の甲斐駒ケ岳、日帰りで行ける予定でしたが、ロスタイムと、寝坊で8合目で敗退、タイムアウト。残念だけど仕方ありません、自分のせいです。また来年、トライです。
 残雪期ならば、車中泊か、登山口のキャンプ場で前泊がいい感じです。冬季ならやはり途中まで行ってテン泊でしょうか。コースは変わりますが、日向山から八丁尾根、三ツ頭から甲斐駒ケ岳ってのも良さそうです。勿論雪の無い時ですが。
 前日はサントリーの白州蒸留所の見学をかねてみるのも良いのでは無いでしょうか。って言うか行きたい(笑)沢で釣りもありです。やはり甲斐駒ケ岳、まだまだ奥が深いです。
因みに、去年あった周遊バスは廃止だそうです。後は、白州道の駅まで山梨交通のバスが来るので、小一時間歩けば登山口に着きます。これは「おじろ」で教えてもらいました。
 帰りはそのバスで帰ったのですが、下山が遅くなってしまい、間に合わないなーと思ってとぼとぼ駐車場を歩いていると、朝登山口で一緒になったIさんが声をかけてくださり、バスの話をしてみると、取りあえず行ってみましょうってことになり、早速同乗。さすがに車余裕で17:40の韮崎行のバスに間に合ってしまいました。ホントに助かりました。Iさん有難う。ロクに話も出来ませんでしたが、またどこかで会いましょう。
 Iさんは私のすぐ前を歩いていたのですが、無事に頂上まで行ったそうです。私もロスタイムが無ければ~8合目で少し前を行くIさんが見えたのですが、私は諦めてしまいました。
 残雪期の甲斐駒ケ岳。100%楽しめました。プラスとマイナス合わせての満点です。マスマス、行きたくなる甲斐駒ケ岳。次は秋でしょうか、虫も居ないし、お母さんキノコもあるよって言ってたし、前泊で日向山コースでしょうか!昼間は白州サントリー工場で試飲三昧、夜はテントで宴会、そして次の日は、気合の八丁尾根!楽しみ~(#^.^#)

1日目 尾白川キャンプ場で前泊
2日目 キャンプ場5:30-横手・白須分岐7:10-刀利天狗8:30-7丈小屋10:20-8合目11:25-     7丈小屋12:20-5合目小屋跡13:50-刀利天狗14:25-横手・白須分岐15:40-分岐16:     30-登山口16:45

小淵沢-登山口 小淵沢タクシー ¥3950
白須道の駅-韮崎 山梨交通¥830
サントリー白州蒸留所 土日は小淵沢から送迎バス出てます

2013年5月7日火曜日

2013.4.28~29 一杯水避難小屋~棒ノ嶺

遂にGW到来、今まではあまり縁が無かったのですが今年はかなり休める模様。前半戦は休み無しの予定だったのですが、何故か仕事の中止や、交代で28、29日の連休が取れることに。予定してなかったのですが、行けるとなればさてと、どこに行きましょうか!
 前日が仕事終わったのが遅くなってしまったので、28日はゆっくりと出発出来る所がいいので、一番近い避難小屋の一杯水避難小屋に上がって、棒ノ嶺に抜けて、縦走。「サワラビの湯」に入って帰ることにしました。2年前にも同じ時期に行ったコースですが、雲取り側に抜けると人も多いだろうと思い、ヤシオや新緑を楽しめればいいなってことで、自宅を9時に出発。11時のバスに間に合ったので、これで日原に割と早く、着けます。お目当てだった、アワビ茸は売り切れていて無かったのがチョット残念だけど、さてと天気は上々だし、今日もユルユルと一人旅です
 日原で降りて、取りあえず水を汲みに行く。
桜の先に稲村岩、久しぶりにフルセットと水でザックが重い。
 登って行くとスミレちゃん、ミツバも出ていたので少し頂いて行く
 新緑
 いつもの痩せ尾根、ミツバツツジ少し出ていました
 枯れ木も山の賑わい
 ミツバチグリ 満開では無いけど結構出ていて、ちょっとしたお花畑
 賢者、今日も遅いのであんまし姿を見せてくれない
 シャクナゲのトンネル。まだまだ満開には遠い
 今日もやってきました、一杯水避難小屋。いつも通りにっこり笑っております。
  流石にGWなのか、今日は8人の泊り客、一番乗りだったので一番手前に場所を確保。食事は外で。取りあえず、ぷしゅ!ってやってると学校の登山部の引率の先生とその一団が到着。思い思いに休憩する中ビールをやっていたので先生にかなり羨ましがられてしまいました。一口同ですかって行ったんですが、いえいえ流石に無理です。まー、無理もありません。逆にツマミがほとんど無かったので、チョコレートやら、サキイカやら頂いてしまいました。ありがとうございます。
 先ずは、昼飯ってことで出汁をポットで作り、乾麺茹でて軽くいただきました。
 メインはトマトと豆の煮込みなので、まだ早いってこともあり、フランスパン確保できなかったので、代わりに粉物やることに。シンプルにねぎ焼き。明日は酉谷山に行くという、H君が興味ありげに寄ってきたので、焼けたてを二人でホフホフ。H君ネギ苦手だけどこれなら食えます。シンプルだけどうまいでしょ(笑)
 寒くなってきたので、ヨクモエール登場
先日、鹿児島のアンテナショップで見つけたアジのイリコを軽く炙って頂きます。寒いのでワインじゃなくて、お湯割りにチェンジ
 日が沈みます
 寒いので。皆さん火によってきました(笑)
 ヨクモエール活躍中
 翌朝ゆっくり出発
 綺麗に掃除して、今日も有難う御座いました
 小屋から2.3分で水場。チョロチョロだけど出ていてくれたので助かります
 変わらぬネコノメ
 仙元尾根のコノハナノサクヤコ パワースポットなのでパワーを頂けます
 蕎麦粒山
 さてと、あっち方面かな、ボチボチ行ましょう
 分岐のところに大きな虚がある巨木
 分岐するといきなりの急坂
 直角にそれて、また急坂
 アカヤシオが少し出ていました
 クロモ山
 長尾丸山



 うっ、なんて読むんだ
 杉林と広葉樹の林の境目に道が続く
 何回もアップダウンを繰り返しやっと棒ノ嶺に到着。登山客と行楽客でごった返しています
 少し崩れて歩きにくい階段が続いてやっと土の道
 ニリンソウ
 クワガタソウ
 まずまずの渓谷美を見せてくれます。ヒンヤリと涼しい
 鎖場もあったりして、沢歩き的な楽しみ方も出来ます

 今回も急な山行きで、ついつい大好きですぐ行ける一杯水避難小屋に来てしまいましたが、いつ来ても、一杯水避難小屋は暖かく迎えてくれます。酉谷避難小屋も考えたんですが、聞けば泊り切れない人が10張りものテントを張っていたとかで。まあ、こっちで正解だったかなと思います。
 尾根は春にはまだ少し早くて若葉は燃えていませんでしたが、チラホラと咲くミツバツツジやアカヤシオ、アセビ、スミレやカタクリ、ミツバチグリ達が咲き誇っていてニコニコしながらの山歩きでした。標高が下がってくれば新緑が眩しいほどで、何回もアップダウンを繰り返しながら、汗をカキカキ最後はサワラビの湯で汗を流して、一人おつかれさんでやんシタ。
  風呂上がりにビール1本の呑んで、さっさとバスに乗り飯能駅へ。何故か牛丼に目がいってしまい、卵と並。
 飯能から自宅までは直ぐなんですが、秋津で途中下車、いつもの「もつ屋」本店で、もつ煮とホッピーで乾杯!お疲れ様でした、自分(^O^) 

1日目 登山口11:50-一杯水避難小屋14:40
2日目 一杯水避難小屋7:35-蕎麦粒山9:00-分岐9:50-棒ノ嶺12:55-下山口14:20

奥多摩駅-東日原 西東京バス ¥470
さわらびの湯-飯能 国際興業バス ¥500